2023-01-01から1年間の記事一覧

「2023年極私的映画十選/The 10 Best Movies of the Year ’23」を開催したので振り返り

年末になるとベストやランキング云々などの記事や特番がたくさんあって楽しい。今年は機会をつくってちょっと整理と振り返りをやってみた。この一年はシネフィルの学生と出会い映画談義を続けてきたこともあり、「2023年極私的映画十選/The 10 Best Movies …

(記事リンク追記)公開シンポジウム「ポピュラーカルチャーと政治」でお話しします(ハイブリッド 2024年1月20日(土)14:00)

追記: シンポジウム、活況にて無事終了いたしました! 研究者の方だけでなく、一般の方々、複数の大学から学生さんや議員さんまで足を運んでくださったようで感謝いたします。「政治」というものの幅広さ・豊かさの一面を、幅広いオーディエンスにお届けで…

【資料公開中】《YCAMオープンラボ2023 もうひとつの学び場》山口情報芸術センター(YCAM)に参加しました

追記:当日使用したスライド資料を公開します。別の機会にこの話をゆっくり聴きたいと言ってくださる方がいたのですが、残念ながらその会はひとまず延期となってしまいました。もしご関心のある方はお気軽にお声がけください。 500年超のミュージアム文明論…

【連載】「大島新『国葬の日』が映す、あいまいな日本の民意」を wezzyに寄稿しました(+未公開原稿)

寄稿しました。プロパガンダに陥らない選挙・政治映画の良作を連発している大島新さんの最新作です。民主主義を観察する映画。 ここで触れられなかった論点ですが、寺山修司の『日の丸』やPortB高山明の「個室都市」シリーズともつなげて考えるべき映画だと…

『クリード 過去の逆襲』評 「ロッキー=クリード」シリーズに見る四つの「再生と継承」

ネタバレ記述アリ〼 1.ロッキーからクリードへ 2.クーグラーからジョーダンへ 3.イーストウッドからジョーダンへ? ジョーダンからケントへ? 4.フィラデルフィアからロサンゼルスへ 「ロッキー」および「クリード」シリーズの最新作『クリード 過去…

『美術手帖ウェブ』にパルコ「ゲリラ・ガールズ展」のレビューを書きました。

美術手帖にパルコの「ゲリラ・ガールズ展」のレビューを書きました。 渋谷パルコから見えざる「日本社会の半分」を表象する bijutsutecho.com SNSでは話題になった一方、このまま評論では残されないのではという懸念もあり筆を取りました。ですが私のような…

雑誌『広告』に「「共時間(コンテンポラリー)」とコモンズ ーーミュージアムの脱植民地化運動とユニバーサリズムの暴力」を寄稿しました

雑誌『広告』が発売になりました。「文化とミュージアム」というお題をいただき論考を寄せています。 「共時間(コンテンポラリー)」とコモンズ ーーミュージアムの脱植民地化運動とユニバーサリズムの暴力 記事は、大英博物館に収集展示されるギリシャ大理…

寄稿しました→「ブラック・アートはなぜ形容詞つきなのか? 展覧会とミュージアムの歴史からたどる」『BT美術手帖』「ブラックアート特集」2023年4月号

本日3月7日発売の『BT美術手帖』4月号「ブラックアート特集」に以下の題で短い評を寄稿しています。https://bijutsu.press/books/5128/「ブラック・アートはなぜ形容詞つきなのか? 展覧会とミュージアムの歴史からたどる」 他の方の寄稿もさまざまな角度か…

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス Everything Everywhere All At Once』の評というか備忘録

" data-en-clipboard="true"> マルチバースが脳内世界で展開し、ガジェットによってそれにアクセスできるようになる。こうした設定が持つ世界観はとてもポスト1970年代的だ。ヒッピーからニューエイジへ、コンピュータ発のプログラム思考、サイケデリックと…