2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧
スパイク・リー監督、脚本による『ジャングル・フィーバー』(1991)。ニューヨークはハーレムのアフリカ系アメリカ人=黒人男性とイタリア系アメリカ人=白人女性の恋愛悲劇。90年代前半のニューヨークの人種観や宗教、労働など階層状況が非常によくわかる。…
『SAD SONG FOR UGLY DAUGHTER』は、大人計画の宮藤官九郎脚本シリーズ「ウーマンリブ」公演の12回目。松尾スズキもそうだけど、すごーく差別的な価値観とか語彙をたくさん散りばめてくるのが気になる。楽しいんだけどね。現代社会の「問題」を核にしたコメ…
吉祥寺バウスシアターで死についての二本のドキュメンタリーを立て続けに観る。ある意味において共に、<葬儀=喪=忘却装置>をテーマにしたドキュメンタリーとして観た。『エンディングノート』は監督自身の父親が末期がんで死の宣告を受けた後の約一年間…
監督失格を観にバウスシアターに来てみたが、気がつけばPink FloydのThe Wall爆音上映を観ていた。 今夜はカタルシスを選ぶ。 没入が達観を生むこともあるんだ。いつも先んじて身を引いていた。忘却じゃなくて昇華すること。そして。一日に二度もthe Wallを…