【トークイベント・資料公開中】柴川敏之|2000年後のなんでそんなん発掘調査展|イドノウエ(ぬか つくるとこ|岡山) 2024年3月31日(日)w/z 柴川敏之、柴川弘子、柳沢秀行

トークイベント、おかげさまで盛況に終わりました!ありがとうございます。 自己紹介のプレゼン資料をここに公開しておきます。自分の仕事を「研究/批評/企画」に分けつつ、企画を中心に紹介したものです。 まだウェブ上などでは公開していないプロジェク…

【展覧会・講演】美大じゃない大学で美術展をつくる vol.1 藤井光〈日本の戦争美術 1946〉展を再演する(3/11-15)

武蔵大学で展覧会・講演会を実施します(2024.3.11-15)「藤井光〈日本の戦争美術 1946〉展を再演する」

論文「ミュージアムでキャンセルカルチャーは起こったのか?」を『人文学会雑誌』に寄稿しました

「ミュージアムでキャンセルカルチャーは起こったのか?」という論文が、武蔵大学人文学会の研究紀要から刊行されます。ふざけたタイトルに見えるかもしれませんが学術論文です。以下からDLできるようにしてあります。 小森真樹「ミュージアムでキャ…

「2023年極私的映画十選/The 10 Best Movies of the Year ’23」を開催したので振り返り

年末になるとベストやランキング云々などの記事や特番がたくさんあって楽しい。今年は機会をつくってちょっと整理と振り返りをやってみた。この一年はシネフィルの学生と出会い映画談義を続けてきたこともあり、「2023年極私的映画十選/The 10 Best Movies …

(記事リンク追記)公開シンポジウム「ポピュラーカルチャーと政治」でお話しします(ハイブリッド 2024年1月20日(土)14:00)

追記: シンポジウム、活況にて無事終了いたしました! 研究者の方だけでなく、一般の方々、複数の大学から学生さんや議員さんまで足を運んでくださったようで感謝いたします。「政治」というものの幅広さ・豊かさの一面を、幅広いオーディエンスにお届けで…

【資料公開中】《YCAMオープンラボ2023 もうひとつの学び場》山口情報芸術センター(YCAM)に参加しました

追記:当日使用したスライド資料を公開します。別の機会にこの話をゆっくり聴きたいと言ってくださる方がいたのですが、残念ながらその会はひとまず延期となってしまいました。もしご関心のある方はお気軽にお声がけください。 500年超のミュージアム文明論…

「大島新『国葬の日』が映す、あいまいな日本の民意」を wezzyに寄稿しました(未公開原稿をここに公開します)

寄稿しました。プロパガンダに陥らない選挙・政治映画の良作を連発している大島新さんの最新作です。民主主義を観察する映画。ここで触れられなかった論点ですが、寺山修司の『日の丸』やPortB高山明の「個室都市」シリーズともつなげて考えるべき映画だと考…

『クリード 過去の逆襲』評 「ロッキー=クリード」シリーズに見る四つの「再生と継承」

ネタバレ記述アリ〼 1.ロッキーからクリードへ 2.クーグラーからジョーダンへ 3.イーストウッドからジョーダンへ? ジョーダンからケントへ? 4.フィラデルフィアからロサンゼルスへ 「ロッキー」および「クリード」シリーズの最新作『クリード 過去…

『美術手帖ウェブ』にパルコ「ゲリラ・ガールズ展」のレビューを書きました。

美術手帖にパルコの「ゲリラ・ガールズ展」のレビューを書きました。 渋谷パルコから見えざる「日本社会の半分」を表象する bijutsutecho.com SNSでは話題になった一方、このまま評論では残されないのではという懸念もあり筆を取りました。ですが私のような…

雑誌『広告』に「「共時間(コンテンポラリー)」とコモンズ ーーミュージアムの脱植民地化運動とユニバーサリズムの暴力」を寄稿しました

雑誌『広告』が発売になりました。「文化とミュージアム」というお題をいただき論考を寄せています。 「共時間(コンテンポラリー)」とコモンズ ーーミュージアムの脱植民地化運動とユニバーサリズムの暴力 記事は、大英博物館に収集展示されるギリシャ大理…

寄稿しました→「ブラック・アートはなぜ形容詞つきなのか? 展覧会とミュージアムの歴史からたどる」『BT美術手帖』「ブラックアート特集」2023年4月号

本日3月7日発売の『BT美術手帖』4月号「ブラックアート特集」に以下の題で短い評を寄稿しています。https://bijutsu.press/books/5128/「ブラック・アートはなぜ形容詞つきなのか? 展覧会とミュージアムの歴史からたどる」 他の方の寄稿もさまざまな角度か…

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス Everything Everywhere All At Once』の評というか備忘録

" data-en-clipboard="true"> マルチバースが脳内世界で展開し、ガジェットによってそれにアクセスできるようになる。こうした設定が持つ世界観はとてもポスト1970年代的だ。ヒッピーからニューエイジへ、コンピュータ発のプログラム思考、サイケデリックと…

立教大学史学会大会の講演(6/18)に登壇します

立教大学史学会に講演にお呼びいただきました。全体のテーマが「世界史における「学知」の政治的ダイナミズム」で、僕は以下のテーマで話をします。 テーマ「兵器化する科学主義 ――両論併記で「天地創造」を科学する博物館――」 アメリカの公教育では、特定宗…

2022年3月16日に見た「現在」:猪熊弦一郎現代美術館「丸亀での現在」展とコミュニケーションが堆積する〈島〉

www.mimoca.org 丸亀の猪熊弦一郎現代美術館の「丸亀での現在」展を訪れた。2020年開催予定だった企画が、コロナ禍により一年の延期を経て日の目を見た。そのテーマが「現在」であると同時に「変化」であることが、チラシにデザインされたタイトル案の変遷に…

コロナ禍ここまでの活動を振り返る:(ほぼ)2020-2021年度

日本国内の「コロナ禍」がはじまってだいたい2年くらいだ。パンデミックの強い影響下で社会を生きはじめてからそれくらい。ほぼ、2020年度から2021年度にあたる。ちょっと振り返ってみたい。 環境と意識の持ちようの変化 進めたプロジェクト 活動一覧 Writi…

「女性史美術館へようこそーー展示という語りと語りなおし」 分担執筆した『人文学のレッスン』が水声社から出ました(サンプルあり)

ジェンダー×美術館×アートで「歴史」の偏りを考える、という感じの論考です。書籍は次年度から始まるリレー講義の教科書として編まれたもので、授業で引きのあるネタを集めたものですが、調査次第では学術論文としても書けるし、もっと書かれた方がいい主題…

『アメリカの〈周縁〉をあるく』(中村寛・松尾眞著)の書評を『図書新聞』に書きました

「ふたりでアメリカを〈何でも見てやろう〉ーー「書かない」人類学的実践の現在地 中村寛・松尾眞『アメリカの〈周縁〉をあるく』」 『図書新聞』3531号、2022年2月19日。 書評へのリンクです。 編集部のご好意で、拙記事はここからDLできるようにさせていた…

香川1区に観る「楽しい政治」 大島新『香川1区』/ダースレイダー+プチ鹿島『香川1区ナンデス』

「楽しい政治」コンテンツが豊作だった香川1区 " data-en-clipboard="true"> 昨年の衆員選では選挙区香川1区が、政治エンタメの宝庫となっていた。たとえばライターの和田靜香さんが立て続けに出版したルポルタージュ。10月18日から31日まで衆院選公示から…

FM宝塚「Afternoon View」に出演しました

ラジオ番組にお邪魔しました。 日本国内では珍しい「ミュージアム研究」を学べるゼミについて知ってもらえたらと思い、授業や研究についてお話ししました。 宝塚市のFMということで、打ち合わせでは宝塚ネタはないかなという話になり、そういえば今まで一度…

想田和弘の観察映画「以外」を短くレビュー/「日常を「観察」する映画作家・想田和弘の仕事」11/14~11/23 東京・シネマハウス大塚

想田和弘監督作品のレトロスペクティヴが、今日からシネマハウス大塚で開催されます。DVD化や配信されていない『牡蠣工場』をはじめとして、スクリーンで一挙上映される非常に貴重な機会となりそうです。 想田監督は、先行する「ダイレクトシネマ」などの言…

「コロナ禍におこる社会運動の〈かたち〉」武蔵大学公開講座

武蔵大学の公開講座でお話をしました。 「コロナ禍におこる社会運動の〈かたち〉」と題して、コロナ禍に揺れるアメリカの社会運動についてその方法に着目して紹介をしました。 コロナ禍では命の人種間格差が可視化されましたが、ブラック・ライブズ・マター…

【連載】投票の前には「まだ見ぬアメリカの夢」を観る――選挙と〈アメリカン・ユートピア〉

選挙前の今回は『アメリカン・ユートピア』を取り上げました。 投票の前には「まだ見ぬアメリカの夢」を観る――選挙と〈アメリカン・ユートピア〉 wezz-y.com 「地方選では20%の投票率だから、2割の人だけで社会を回しちゃってるよね」っていうくだりが改め…

【連載】『ユダ&ブラック・メシア』とH.E.R.〈Fight For You〉――映画を深める二つのミュージックビデオを読む

『ユダ&ブラック・メシア』とH.E.R.〈Fight For You〉――映画を深める二つのミュージックビデオを読む 少し前になりますが、wezzyでの連載が公開されています。今回はブラックパンサー党を描いた映画『ユダ&ブラック・メシア』について。ミュージックビデオと…

建築は「調理済み」の展覧会素材? 「隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則」@東京国立近代美術館

kumakengo2020.jp キュレーションが立っている。コンセプトすなわち言語による切り取りが明晰に入ってくる。「建築」という営みそのものが、コンセプトを立てるスタイルをとることに由来していると感じる。すでに「調理済み」で、その点では佐藤可士和展の際…

論文「コロナ禍で変容する「展示の現場」 ――第四のミュージアムのデジタル化」が『博物館研究』に掲載されました

論文「コロナ禍で変容する「展示の現場」 ――第四のミュージアムのデジタル化」が『博物館研究』に掲載されました。 コロナ禍におけるミュージアムの変容について、デジタル化に焦点を当てて論じたもので、2017年に発表した論文に続くデジタル・ミュー…

【連載】お化けと差別に背筋が凍るーードラマ『ゼム』が描く住まい・契約・トラウマの人種主義

今月の連載は、ドラマ『ゼム(Them)』を取り上げました。 1950年代のアメリカらしい郊外を舞台にしたホラーものなのですが、アフリカ系一家が白人居住区に引っ越してきた事で起こる悲劇という2020年代らしい設定となっています。評論では、「人種差別」を「…

ギフトショップと展示が一体化した初の国立美術展では?「美術でない展」としてはナイストライ:佐藤可士和展@国立新美術館

" data-en-clipboard="true">所属している文化資源学会で加島卓さんが講演される。この機会に佐藤可士和展を訪れたときに書いた文章を振り返り、改稿版を公開する。 " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">デザイナーの巨匠、佐藤可士和の…

ある「公共」に、合う方法を:「フォーラムとしてのミュージアム」論とICOM「ミュージアム定義をめぐる摩擦問題」

" data-en-clipboard="true"> フォーラムとしてのミュージアム論をいま読むこと ICOM「ミュージアム定義をめぐる摩擦問題」 適切にデモクラシーが機能する「場」はどこ? メタファーで生まれる「ミュージアム」である必然性 " data-en-clipboard="true">山本…

オンライン講演でジェンダーとアートの話をします。6/21「美術史に「女性」をとりもどす ーーアートと美術館のアクションから学ぶジェンダーと歴史」

6月21日に次の講演でお話をします。オンラインです。 フェミニストアーティストや美術館のジェンダー問題への取り組みなどを、作品や展覧会などをたくさん紹介しながらご紹介する予定です。 主催は、女性が生きやすい社会をつくるための取り組みをしているNP…

【連載】コンクリートジャングルのカウボーイとカウガールーー白く塗られた黒人馬乗りの歴史を「修正」する

wezzyの連載第2弾が公開されました。 「コンクリートジャングルのカウボーイとカウガールーー白く塗られた黒人馬乗りの歴史を「修正」する」 wezzy 2021.07.03 wezz-y.com 「都市の黒人カウボーイ」という隠れた歴史を描いたNetflix映画『コンクリート・カ…