宇宙開発/開拓史と食:スタートレックとスターウォーズ

睡眠学習(=サブリミナル)ネタ2。

宇宙食の発展について。ワインやビールを無重力で飲むだ(ビールはむずいらしい)とか、ソ連アメリカの宇宙食の開発の違いとか。宇宙開発/開拓史と食事の関係は、立派なフードスタディーズののネタになりそうだ。
http://www.americastestkitchen.com/radio/program/detail.php?docid=38457

ちょっと前から開拓の精神が宇宙への想像力にいかに関係してきたかに興味を持っている。
例えば、お世話になっている先生がこういう話を講義されていた。スタートレックスターウォーズ。50年代アメリカを象徴する前者が、明白に「西部開拓の精神と『未開』社会の文明化」の物語であるのに対して、60年代以降公民権運動を経た時代の後者は、「西欧近代中心主義的な価値観が相対化した時代の『自己/他者』定義」の物語である。つまりスターウォーズは、「ニューエイジにおける自分探し」。ほら、ルーク・スカイウォーカーは親父がアナキン=ダース・ベイダーということが後でわかって、だんだんジェダイとして成長していく、居場所を見つけていく。わざわざ「セイバー=刀剣」で戦うし、禅思想的な「フォース=気」が物語の力の基準。

この議論は宗教観を中心にしたものだったけど、食事のシーンについて分析したら面白そうだなと睡眠学習しながら思った。
友達と両シリーズを合宿して全見しようという話が出ているが実現していない。