疲れがたまっていたのかなかなかベッドから出られず。昼過ぎからデスクワークにかかる。
ここでの滞在後の旅程、ホテルの予約などを済ませる。この街は「街」ではないような空間だけど、フロリダ半島全体を見てみればすごい奇妙な場所だ。サーカス博物館とか唯一残る人魚ショウ、ネイティヴ・インディアンによるインディアン観光業とかもおもろい。テーマパークの廃墟がけっこうあるらしく、ミニチュア中国はなかなか有名らしい。ヒッピーの聖地みたいな場所もたくさんで、国立公園の歴史史跡指定されてたり。とくにシュヴァルの理想宮のアメリカ版のような、謎のお城をすごい規模で作っちゃうアウトサイダーの動機の力には圧倒される。おまけにへミングウェイが6本指の猫を愛でて隠遁していたりもする。文豪がリゾートしてたりするような場所から廃れた観光地に変な人やものが集まっているところとかも、なんか伊豆半島みたいだよね。 アミューズメントパークの廃墟ファンサイトがすごい： 奇っ怪なアメリカ文化を紹介するRoadside USA： 少し神経とお腹がしびれを切らせてきたので気ばらしと買い物に近くの観光地の大型モールFlorida Mallに。すごい規模だ。shopping "mall"というのがわかった気がした。なぜ「通り」と呼ばれているのか。街のような区画の中に一つの大きな店舗があって、その各出口にいろいろなデパートとホテルが出店している異常な消費空間。とはいえ異常と言っても、単に「消費行動」が一大娯楽だということを超合理的に計画すればこうなるのだろうな。Evangelicalのメガチャーチには、都市工学と経営学を学んだ人たちが携わっていたりして「モールのようなチャーチにしたい」と自ら言っているという話を思い出す。 なるほどアメリカはモールも階層化されてるのね。今日行った近所のFlorida Mallはわかりやすく観光地だったけど、昨日行ったあたりはは高級モールってとこか。Wholefoods探して行ってみたらモールの酒屋がすごいいい品揃えだった。ゾーニングは嫌な話だけど、探すのには「Wholefoods」とか検索すれば出てきて便利よね。
